不動産買取と仲介売却の違い・見積りの費用のこと
不動産を売却する際は、不動産会社に買い取ってもらうか、
買い手を探してもらい手放すのか、どちらかの方法を選ぶことになります。
しかし、決められずに悩んでいる方も多くいらっしゃるでしょう。
今回は、買取と仲介売却の違いや、見積りにおける注意点についてご紹介いたします。
目次
- ○ 不動産買取と仲介売却の違いとは？
- ○ 買取のメリット
- ・契約不適合責任がない
- ・仲介手数料が不要
- ・売却がスムーズにできる
- ○ 仲介売却との違い
- ・買主が違う
- ・売却価格が違う
- ・手間やコストが違う
- ○ 不動産買取時の見積りを知りたい！
- ○ 買取再販とは？
- ○ 買取に必要な費用
- ・収入印紙
- ・抵当権抹消登記
- ・繰上返済にかかる手数料
- ・住民税および所得税
- ○ 寝屋川市で不動産売却のご相談なら寝屋川不動産売却センターへ
不動産買取と仲介売却の違いとは？
不動産を売却して現金にしたい場合は、
不動産会社に依頼するケースが一般的です。
不動産会社を通して不動産を手放す場合は
買取または仲介売却の方法を選ぶことになります。
それぞれに特徴やメリット、デメリットがありますので、
事前に内容を理解して最適な方法を選ぶことがポイントです。
買取のメリット
不動産買取とは、不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう方法です。
そしてこの方法には、不動産の仲介売却とは異なるメリットがございます。
今回は、それぞれのメリットをご紹介します。
契約不適合責任がない
契約不適合責任とは、所有権が次のオーナーへと移った後、
建物や土地に何らかの瑕疵が発生した場合、
前のオーナーに対して発生する責任のことをいいます。
以前は瑕疵担保責任と呼ばれていました。
契約内容に適合していない問題が見つかった時点で
契約不適合責任は発生しますので
状況に応じて必要な費用を支払わなければなりません。
不動産会社が直接買い取る、不動産買取の場合は、
次のオーナーのもとに不動産が渡ったとしても、
契約不適合責任を問われることはありません。
これは、不動産買取のメリットといえます。
仲介手数料が不要
不動産買取は、不動産会社に直接不動産を買い取ってもらうため、
改めて買い手を探す必要がなくなります。
そのため、仲介手数料が発生しないことがポイントです。
一般的に、仲介手数料とは、売買した不動産の価格を基準として必要になります。
売却価格×3％＋6万円＝仲介手数料が計算式になります。
この金額に加えて消費税が発生します。
不動産買取の場合に必要な費用は
書類の作成に必要となる印紙代のみです。
売却がスムーズにできる
仲介売却の場合だと、買い手が見つかるまでに
ある程度の期間が必要だといわれています。
なかなか購入希望者が見つからないと、
何年もかかってしまう場合もあります。
一方で、不動産買取は不動産会社が直接不動産を買い取る方法になりますので、
不動産会社によって価格査定を行い、
提示された金額に納得できれば、
すぐにでも不動産売却が可能で、すぐ現金に換えられるのです。
仲介売却との違い
不動産を売却する場合、不動産会社に直接買い取ってもらう不動産買取と
改めて買い手を探す仲介売却の方法を選びます。
次に、不動産買取と仲介売却の違いをご紹介します。
買主が違う
ご紹介したように、不動産買取では不動産会社が買主です。
一方、仲介売却では個人が買主となります。
この違いは大きいものです。
仲介売却では買い手が見つかるまでに相当な時間が必要ですが、
不動産会社なら売主となる自分が納得さえできればすぐにでも売却可能です。
売却価格が違う
不動産売買の相場は、仲介売却で表示されている金額になります。
相場に近い金額で不動産を売却したい場合は、
時間や費用がかかることを認識して仲介売却を選ぶとよいでしょう。
不動産買取では、不動産会社が買取り後、また新たに買主を探します。
このような理由から、仲介売却よりも売却価格が下がってしまいます。
一般的には、仲介売却に対して6～7割程度だといわれています。
手間やコストが違う
不動産買取と仲介売却どちらの方法でも、
不動産会社に価格査定を依頼するところまでの流れは同じになります。
しかし、その後の流れは大きく違いがあります。
不動産買取であれば、売主が売却価格に確認して、
納得さえできれば売買契約の締結のために必要な手続きへと進みます。
スムーズにいけば、その後決済を行い、物件の引き渡しになります。
一方、仲介売却は価格査定を行ってからが本番で、手間やコストがかかります。
仲介売却を行う場合は、買い手を探す契約方法に種類があります。
その契約締結後に売却活動、内覧希望者の対応なども行います。
買主が見つかれば、売買契約の締結です。
不動産買取時の見積りを知りたい！
不動産買取では、不動産会社によって価格査定が行われ、
売主が納得さえできれば実際に売買契約の締結に必要な手続きへと移っていきます。
不動産買取が初めての方にとっては、
不動産がどれだけの金額で売れるのか自分では見当がつかないかもしれません。
加えて不動産を手放すためには、入ってくる金額だけでなく、
費用として出ていく金額もあります。
資金計画をしっかり考えるためにも、入ってくる金額と出てくる金額について
あらかじめ確認しておき、ある程度の見積りを立てましょう。
買取再販とは？
買取再販とは、業者が不動産を買い取り、
リフォームやリノベーションをして再度販売することです。
不動産会社に買い取られた物件は、リフォームやクリーニングなどの
処置を行ってから次のオーナーのもとに引渡しされます。
色々な理由で不動産を売却したいと考えている方が多くいらっしゃいます。
そして、中古の不動産を安く購入したいと考えている方がいるのもいます。
買取再販とは、このような方々の需要にあった取引だといえます。
買取に必要な費用
不動産買取では、売却したことにより入ってくるお金ばかりでなく、
必要な費用もあります。
不動産買取においてかかる費用は事前に確認しておきましょう。
収入印紙
不動産買取や仲介売却によって不動産の所有者が次の買い手に移る際は
売買契約の契約書を作成します。
その契約書に法的な効力を発揮するためには、
収入印紙を貼り付けが必要になります。
収入印紙にかかる税金は、その売買においてやり取りされた金額によって変動します。
抵当権抹消登記
不動産を売却する際は、オーナーが変わったことを登記する必要があります。
登記には専門的な知識が必要となるため、
司法書士に依頼します。
この登記費用は基本的に買主が支払います。
住宅ローンが残っている場合は、抵当権を抹消する必要があります。
抵当権とは、住宅ローンを利用する際に不動産に設定されるものです。
抵当権設定を行えば、住宅ローンの返済が万が一行われなかった際に
差し押さえを行い、売却などを金融機関の権限で行えます。
抵当権が設定された不動産はそのまま売却することができませんので、
住宅ローンを全額返済後に抵当権を抹消するための登記を行います。
繰上返済にかかる手数料
不動産は抵当権が設定されているままでは売却できません。
そのため、抵当権を抹消しなければなりませんが、
そのためには住宅ローンの全額返済が必要となります。
払うはずだった利子はなくなりますが、住宅ローン残額を一括で全額返済する場合、
繰上返済手数料が発生します。
金融機関は、利子により利益を出しています。
一括で全額返済されてしまうと、結果的に利益が減ってしまうため、繰上返済手数料が設けられています。
住民税および所得税
不動産買取によって得られた金額から利益が残った場合、
所得税および住民税を支払う必要が出てきます。
不動産を手放すことで得られた売却金額が、所得として扱われるためです。
不動産買取にかかった費用は、経費としての計上が可能です。
寝屋川市で不動産売却のご相談なら寝屋川不動産売却センターへ
不動産を手放すには、買取と仲介売却のどちらか選択することになります。
不動産買取は仲介手数料が不要で、仲介売却と比較して素早く現金化できます。
一方、仲介売却は売却に時間は必要ですが、
相場価格に近い金額で不動産を売却できる可能性があります。
それぞれ特徴やメリット・デメリットに違いがあるため、
しっかりと考えて選択する必要があります。
寝屋川不動産売却センターでは、
寝屋川市の不動産買取・不動産売却・不動産査定を行っております。
お客様の大切な財産である不動産の売却について
ご希望に沿った最良の方法をご提案いたします。
不動産売却を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。