売却前のマンションリフォーム費用はどれくらい必要か？

目次

• ○  売却前のマンションリフォームは必要？
• ・リフォームが不要な理由とは？
• ・リフォームが効果的な場合とは
• ○  リフォームなしでマンションを高く売る方法とは？
• ・ハウスクリーニングを行い、室内の環境を良くする
• ・生活に支障がでるほど劣化している場合は、修繕を！
• ○  リノベーション・リフォーム・ハウスクリーニングの違いとは
• ・リノベーション
• ・リフォーム
• ・ハウスクリーニング
• ○  ハウスクリーニングはできるだけ行った方が良い?
• ○  リフォーム費用をなるべく抑えるには
• ・まずは査定に出してみる
• ・リフォーム費用だけで業者を決めるのは危険
• ○  優先的に行った方が良いリフォームとは
• ・浴室やトイレ、キッチンなどの水回り
• ・古い設備を新しくする
• ○  マンションをリフォームしてから売却する場合の注意点
• ・同じ地域の売り出し中の物件をリフォーム前にチェックする
• ○  まとめ

売却前のマンションリフォームは必要？

マンションを売却しようと考えている方の中には、
売却前にリフォームが必要かどうか悩んでいる方も多いでしょう。

基本的に売却前のリフォームは必ず必要とは言えません。

中古のマンションが選ばれる理由には価格が安いこともありますが、
自分たちが自由にリノベーションしたいから、という方もいるからです。

そのため必ずリフォームをする必要はないかもしれません。

売却希望のマンションの老朽化が進んでいて、
そのまま生活するのに支障がある場合はリフォームする場合もありますが、デメリットもあります。

リフォームが不要な理由とは？

リフォームをしても売り出し額にその費用を上乗せすると、
競合物件よりも売り出し額が高くなってしまうことがあります。

中古マンション購入希望の方が気にするポイントの一つは
価格の安さのため、売り出し額が高くなってしまうとなかなか売却先が決まらず
売れ残ってしまう可能性があります。

そして売主の判断で行ったリフォーム内容が、買主の希望に沿えるかもわかりません。

また、中古マンションの購入者は購入後に自分たちで自由にリノベーションしたいという方も多いので、
リフォーム済みの物件よりもリフォーム費用分が差し引かれている価格が安い物件のほうが魅力的に見える場合もあります。

リフォームが効果的な場合とは

売却前のリフォームが効果的となる場合もあります。

物件の第一印象はとても重要で、
リフォームによってマンションの第一印象が劇的に向上し、
売却が早々に決まる可能性もあるでしょう。

また、壁紙や水回りなど、最低限のリフォーム後に売り出すことでも
第一印象の向上が期待できます。

入居後すぐ生活ができるくらいの設備を整えておくことで、
好印象を持ってもらえることもあるでしょう

リフォームなしでマンションを高く売る方法とは？

売却前にリフォームをすると、相当なコストがかかってしまうかもしれません。

リフォームを行う以外にハウスクリーニングを行うことで売れやすくするという方法もあります。

まずは、マンション購入希望の方へ内覧時の第一印象を良いものにできるよう心がけましょう。

また複数の不動産会社へ査定を依頼して、不動産会社にアドバイスをもらう事もよい方法でしょう。

ハウスクリーニングを行い、室内の環境を良くする

ハウスクリーニング専門業者に依頼して、
お風呂やキッチンなどの水回りを掃除してもらうことも方法の一つです。

専門業者特有の機材や洗剤などを使用するので、
きれいに仕上げをしてもらえることが期待できるでしょう。

水回りなどは内覧時の印象を左右する部分ですので、
費用をかけてでもきれいにするメリットがあります。

生活に支障がでるほど劣化している場合は、修繕を！

購入者が入居した際に生活に支障がでるほど劣化や老朽化がみられる箇所がある場合は、
簡単でもいいので最低限の修繕を行いましょう。

内覧の時に基本的な設備が整っていないことはマイナスポイントになります。

リノベーション・リフォーム・ハウスクリーニングの違いとは

マンションを売却・購入する際によく聞かれる
リノベーション、リフォーム、ハウスクリーニングの違いとは何でしょうか？

違いを知っておくだけでも、不動産会社や買主との認識がずれるのを防ぐことができます。

リノベーション

既存物件に変化を加え、価値を高めることがリノベーションです。

売主さまの判断で大規模なリノベーションを行うことは、
購入を考えている方の好みに沿ったものにはならない可能性もあるため、
売却前の大規模なリノベーションは避けた方が無難かもしれません。

リフォーム

老朽化してしまった室内の内装や設備を修繕して原状回復させることです。

物件全体を直すフルリフォームもあれば、水回りだけ、内装のみなど
一部のみリフォームすることも可能です。

ハウスクリーニング

汚れなどの清掃を行うことで、専用の清掃道具や特殊洗剤を使用した清掃です。

たとえばキッチンやフローリング、風呂場など
自身では清掃が難しい部分の清掃を依頼することもよいかもしれません。

ハウスクリーニングはできるだけ行った方が良い?

ハウスクリーニングを行ったほうが良い理由はいくつかありますが、
最大の理由は清潔感がないことで印象が悪くならないようにするためです。

きれいな状態のお部屋なら、内覧時に好印象を与えることができ、
購入を検討してもらえるかもしれません。

リフォーム費用をなるべく抑えるには

最低限の修繕や、水回りのリフォームやハウスクリーニングを行ったほうが有利になることご説明しましたが、
次になるべく費用をかけずに売却前のリフォームを行う方法をご紹介します。

まずは査定に出してみる

ぜひおすすめめしたい方法は、リフォーム前に不動産会社へ査定に出してみることです。

売却希望のマンションの価値を事前に知る事が出来るので
リフォーム済みであることをアピールポイントにして売却できるかを判断する材料にできるかもしれません。

売却希望のマンションの価値を確認することは、
リフォームにかけられる金額を算出してから実際にリフォーム費用の部分を検討することができます。

また、査定に出した不動産会社にリフォームをした方がいいか、
リフォームをした場合の売却金額がどうなるか、など相談し、意見をもらうこともよいでしょう。

リフォーム費用だけで業者を決めるのは危険

リフォームする箇所が決まり、複数業者に見積もりなど出した際、
費用の安さだけでリフォーム業者を決めるのは危険であるかもしれません。

リフォームした後に足りない部分が発覚する場合もあれば、
またすぐ壊れたりしてしまっては買主さまからのクレームにつながります。

価格だけに注目するのではなく、信頼できる業者を選びましょう。

優先的に行った方が良いリフォームとは

売却前にリフォームをする場合には、優先してリフォームしたほうが良い箇所がいくつかあります。

優先的にチェックしてほしい設備・箇所をご説明します。

浴室やトイレ、キッチンなどの水回り

水回りはフルリフォームまでとはいかなくても、
一部を買い替えるだけでも清潔感が増す箇所であります。

細かい部分を変えるだけならば数万円で済みますし、印象は充分よくなる可能性もあるかもしれません。

古い設備を新しくする

ブレーカーや給湯器も、少し古い設備なのであれば買い替えて新しいものにすることで
内覧時の好印象につながるポイントです。

古い設備のままだとどうしても良い印象を与えにくくなってしまいます。

また、買主さまが今まで使えていた機能がついていないと不便に感じてしまい、
購入を諦めてしまう人もいるかもしれません。

マンションをリフォームしてから売却する場合の注意点

リフォームしてから売却したい場合の注意点についてもご紹介します。

同じ地域の売り出し中の物件をリフォーム前にチェックする

リフォームを行う前に、同じ地域の売り出し中のマンション価格や設備を調べてみましましょう。
そしてその売り出し中のマンションの内覧をさせてもらいましょう。

ピックアップしたマンションを内覧した上で、自身の売却したい物件との違いを把握したうえで
リフォームしたほうが良い箇所を決めていきます。

売主さまの目線ではなく、買主さまの目線になることで
リフォームが必要な場所が
より明確になるかもしれません。

まとめ

今回はマンションの売却前にリフォームは必要なのか、
リフォームをせずに高くマンションを売るコツや、ハウスクリーニング・リノベーションとの違いなどをご紹介しました。

マンションが古いからといって、フルリフォームなどは必ずしも必要ではありません。

まずは不動産会社へ相談してからハウスクリーニングやリフォームを検討してみるとよいでしょう。

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