家が売れない場合は？売れにくい家の特徴と対処法
長期間、売却活動を行っていても、
売れない家は存在します。
しかし、売れにくい家だからと諦める必要はなく
売れない原因を確認し、
対処することで、売れる可能性は十分あります。
今回は売れにくい家の特徴、
家が売れないときの対処法をご紹介します。
目次
- ○ 家が売れないとどうなる？
- ・維持費
- ・老朽化
- ・価格が低下する
- ・競売にかけられる
- ○ 売れにくい家に共通する特徴
- ・立地が悪い
- ・築年数が古い
- ・内覧時の印象が悪い
- ・物件の状態が良くない
- ○ 家が売れない理由
- ・販売価格が相場と合っていない
- ・売り出すタイミングがよくない
- ・内覧対応が問題
- ○ 売れない家を確実に売る方法
- ・販売価格を下げる
- ・不動産会社を変更する
- ・買取を検討
- ・専門家に相談
- ○ まとめ
家が売れないとどうなる？
売却が難しい家というのは存在しますが、
放置するのは危険です。
売れない家を放置し続ける
リスクについてご説明します。
維持費
売れない家、誰も住んでいない空き家であっても、
所有している限り維持費がかかります。
一戸建てなら固定資産税、
マンションなら固定資産税と
管理費や修繕積立金も負担する必要があります。
売れない家を所有し続けるということは、
その間の維持費の支払い続けることになります。
老朽化
家は、空き家になると
老朽化が進みます。
空き家を放置すると虫やカビが発生したり、
庭の植木が伸びて道路にはみ出たりして、
周辺住民から苦情がくるケースも多くあります。
価格が低下する
一戸建てもマンションも、
売れない期間が長ければ長いほど
不動産の価値は低下します。
不動産の価値が下がれば、
売り出し価格の値下げをする必要がありますが、
下げすぎてしまうと、売却後も
住宅ローンが残るリスクがあるので注意が必要です。
このような場合は不動産買取会社に
買い取ってもらうのも方法もありますが、
長い間売れ残っているという理由で
相場よりも低い価格での成約となってしまうケースもあります。
競売にかけられる
家の売却代金で住宅ローンの返済を予定していた場合は、
家が長期間売れないことで返済が滞ってしまうこともあります。
このような場合が続くと
家を差し押さえられ、
競売にかけられることになります。
競売物件は相場よりも大幅に安く売却され、
競売にかけられたことが近所に知られてしまう可能性もあるため、
できれば避けたいことです。
売れにくい家に共通する特徴
なかなか売れない家は
しっかりと対処することで、売れる可能性がゼロではありません。
立地が悪い
生活利便性が低い
川の近くなど災害リスクがある
治安がよくない
しかし、立地が良くないからといって、
まったく魅力がないわけではないです。
景色が綺麗や
夜でも静かなど、
その不動産にしかない魅力をしっかり伝えることで、
購入希望者が決まる可能性もあります。
築年数が古い
中古住宅は、
築年数が古い物件ほど売却が難しくなります。
特に、水回りの設備が古い場合は、
リフォームやリノベーションを検討する必要もあります。
築年数が古いマンションの場合は、
長期修繕計画や修繕積立金の状況、
管理状況などを購入希望者に伝えると、
安心感を与えることができると思います。
内覧時の印象が悪い
長年空き家のまま放置している家は、
ホコリや汚れで内覧時の印象が悪くなっている可能性があります。
内覧のために掃除をしたり、
ハウスクリーニングを入れると、印象が良くなります。
ハウスクリーニングを入れた後に、
広告用の写真を撮り直して差し替えることもおすすめです。
物件の状態が良くない
設備の状態や住環境が良くない家は、
売却が難しくなる可能性が高くなります
特に雨漏りやひび割れがある場合は、
修繕後に売却するようにしましょう。
家が売れない理由
売れにくい家に共通する特徴に該当していないのに、
家が売れないという場合は、
他に理由があるのかもしれません。
次に家自体には問題がないのに売れない場合に
考えられる理由を紹介します。
販売価格が相場と合っていない
周辺の不動産の販売価格の相場よりも
高い金額で売りに出している場合は、
たとえ物件の状態がよくても売れない可能性があります。
極端に価格を下げる必要はありませんが、
周辺の似た物件の価格を調べるなどして、
自分の物件の販売価格が相場に見合っているかどうかを確認しましょう。
売り出すタイミングがよくない
家の状態に問題がない
販売価格も問題がないのに売れないという場合は、
売り出すタイミングを変えてみることも売却方法の一つです。
家の購入希望者が少ない時期に売りに出しても、
買い手が見つかるまでに時間がかかります。
内覧対応が問題
居住中の家が売れないときは、
内覧対応に問題がある場合もあります。
不動産売買では内覧数が多いほど成約の可能性も上がるため、
スケジュールが合わずに内覧を断っている場合や
特定の日しか内覧を受け付けていなかったりすると、
内覧数が減ってしまい、売却が難しくなってしまいます。
一方で内覧は多いのに成約しないという場合は、
内覧時の対応に問題がある可能性もあります。
部屋が散らかっていたり、
水回りが汚い場合は
内覧時に良くない印象を与えてしまうことになります。
居住中の家の内覧は、事前に掃除や換気をして家の印象を良くし
居住中でないと分からない魅力を
しっかりと伝えることが大切です。
売れない家を確実に売る方法
次に売れない家を
確実に売るための対処法をご紹介します。
販売価格を下げる
なるべく早く家を売却したい場合は、
販売価格を下げることで売れやすくなります。
ただし、住宅ローンがある場合は、
価格を下げすぎてしまうと
売却後にローンだけが残ってしまう可能性もあります。
住宅ローン残債を事前に確認したうえで、
値下げできる価格を慎重に検討しましょう。
不動産会社を変更する
売却活動に不審な点がある場合は、
不動産会社の変更を検討するのも一つの方法です。
ただし、不動産会社を変更することは、
売却活動を最初からやり直すことなるため、
売却までの期間が延びるというリスクもあります。
買取を検討
確実に早く売却したいなら、
不動産買取を検討するのも良い方法です。
不動産買取とは、第三者の買主に仲介するのではなく、
不動産会社に直接買い取ってもらう方法です。
売却価格は不動産買取会社の査定によって異なります。
複数の不動産会社に査定依頼をして、
適切な価格で売却するようにしましょう。
専門家に相談
売れない理由が分からず困っているという場合は、
専門家に相談することもおすすめです。
家が売れない原因や対処法、
賃貸に出すなど
物件に合った適切な意見をもらえるでしょう。
まとめ
家が売れないのには、
必ず何か原因があるはずです。
適切な対処をすることで
スムーズな売却に繋がるかもしれません。
また、販売価格の見直しや不動産会社の変更を行う場合は、
リスクも理解したうえで、慎重に検討しましょう。
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