家を売りたい方への基礎講座！

目次

• ○  居住中のまま家を売却する基礎知識
• ○  リースバック
• ○  リースバックの注意点
• ・持ち家ではなくなる
• ・家賃が相場より高い
• ・売却価格も相場より低い
• ・買い戻し可
• ・リースバック不可の場合もある
• ○  リースバックのメリットデメリット
• ・メリット
• ○  デメリット
• ○  まとめ

居住中のまま家を売却する基礎知識

戸建てを売る際に、
居住中のまま家を売却したい考える方も多いでしょう。

ローンの支払いが厳しくなり
持ち家を手放すことを検討はしているが
他に何か別の方法があるなら、このまま住み続けたいと希望される事は
当然のことです。

引っ越しするにも多額の費用が発生することや、
新居を探すことも簡単ではありません。

住んだまま家を売りたいときの方法である
リースバックについてご紹介します。

リースバック

さまざまな理由で資金を確保したいときは、
持ち家を売却する方法をまず検討することはよくある事です。

家を売って現金化すればまとまった資金が手に入りますが、
売却後の住居はどうすればよいのか、
という問題があります。

こういった方におすすめしたい方法が
リースバックというものです。

リースバックとは、不動産会社に売却した持ち家を、
買主である不動産会社が賃貸を行い
持ち家だった家を借りて
引き続き住み続けることができるという方法です。

売却するまでは持ち家だった自宅が、
今度は賃貸物件になるということです。

リースバック後は、
賃貸物件としてオーナーに賃料を支払って住み続けていく形になります。

リースバックなら、持ち家から賃貸に変更になりますが、
居住中のまま売却するということになります。

違う物件を探して引っ越ししたり
実家に移り住んだりする必要もなくなり、
ご近所様から見ても何か変化があったとは
見えないというメリットもあります。

家を売却したいと思った際には、
住みながらの査定・売却する方法である
リースバックについても一つの方法として
検討されることがおすすめです。

リースバックの注意点

リースバックを利用する際には、
いくつか注意点もあります。

持ち家ではなくなる

事前によく検討しておきたい事は、
自宅が持ち家でなくなるということは
どういうことなのかという点です。

持ち家ではないということは、
家族に相続することや、賃貸に出したり、
自分の好きにリフォームしたりすることができなくなります。

売却後も居住したとしても、
以前とは違い、家は賃貸物件なのでオーナーは家の買主にあたります。

オーナー決まりのもとで居住しなければならないことを、
事前に認識しておく必要があります。

家賃が相場より高い

リースバックの特徴の一つに
家賃は相場より高めになるケースが多いということです。

そして収入により、
リースバックの利用が認められないケースもあるため
注意が必要な点になります。

売却価格も相場より低い

リースバックで不動産会社に持ち家を買取してもらうときは、
売却価格の相場は少し低くなりやすいのが特徴です。

通常の方法で家を売却することと比べると
売却期間は短くなりますし、
仲介手数料が不要になることはとても嬉しいポイントになります。

しかし、売却価格は相場よりもだいぶ落ちてしまう可能性が高いです。

査定を依頼する際には
不動産会社に相談しつつ慎重に検討していくことが重要です。

買い戻し可

リースバックで居住中のまま売却した持ち家は、
後になって買い戻す選択をすることも可能です。

住み慣れた実家だからこそ
再び購入して持ち家にしたいと考える方も多くいらっしゃいます。

しかし買い戻しの際に注意が必要なことは、
価格です。

売却時と同等の金額になると考える方も多いかもしれませんが、
リースバックの買い戻しするときの価格は
一般的に売却時よりも高くなることが多いです。

そのためリースバックで売った家を再び買う際は、
十分に資金を用意する必要があると認識しておきましょう。

リースバック不可の場合もある

リースバックはすべての場面において
使用できるわけではありません。

特にローン返済が厳しくなったことが理由で
持ち家を任意売却したケースには、
リースバック不可の場合があるため注意が必要です。

これは債権者から合意を得られないと、
リースバックが利用できないからです

リースバックのメリットデメリット

リースバックのように居住したまま家を売却したいときは、
住み続けることのメリットとデメリットを
確認しておくことが重要です。

特にメリットばかり目を向けていると、
重要なポイントを見逃してしまう可能性があり、
それが大きなトラブルへとつながることもあります。

メリットとデメリットどちらも、
しっかりと確認しておきましょう。

メリット

住んだままの状態で持ち家や実家を売ることには、
以下のようなメリットがあります

・売却で得た現金を新居購入資金にあてられる
・リースバックを利用すれば
住み慣れた実家から退去する必要がなくなる

居住中のまま家を売りたいときに特に注目すべきメリットは、
売却で得た現金を新居購入費用にあてられる事です。

経済的余裕がなければ、
住み替える為の新居を先に購入するのは難しいため、
住みながらの査定や売却を検討する方は多いでしょう。

リースバックで居住中のまま売却をすれば、
その後も賃貸として居住できるため、
退去する必要はなくなります。

住み慣れた大切な持ち家や実家に
そのまま居住できるので、
これは1番のメリットになるでしょう。

デメリット

リースバックにはメリットだけでなく、
デメリットもあります。

・家の生活感が伝わり売却が難しくなる
・内覧者との日程調整がうまくいかない

居住中のまま家を売却するときは、
家の生活感がメリットになる場合もありますが
デメリットになる場合もあります。

内覧中、家が散らかっていたり、家具が並んでいたりすると、
狭い印象や汚い印象という悪いイメージを
持たれてしまうことはよくある話です。

これが原因となり、なかなか売却につからないことがあります。

また、内覧者との日程調整がうまくいかないこともよくある話です。

忙しい生活を送っている方は内覧希望者の方との日程調整が合わず、
せっかくの内覧の機会を失っているということがあります。

これは売却まで至らずに残念な結果となることの
一つの原因になることもあるでしょう。

まとめ

住みながら家を売却したいとお考えの方は、
リースバックのように住んだまま売却可能な
方法も検討しておくとよいでしょう。

リースバックは仲介手数料の支払いが必要ないなどメリットばかりではなく、
デメリットがあることも認識しておきましょう。

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