訳あり物件の売却時の注意点

目次

• ○  訳あり物件とはどんな物件のこと？
• ・心理的瑕疵物件
• ・法的瑕疵物件
• ・物理的瑕疵物件
• ・環境的瑕疵物件
• ・売却が難しい物件
• ○  訳あり物件の売却時の注意事項
• ○  訳あり物件の売却のポイント
• ・値引きで相場よりも安くする
• ・買取を検討
• ・訳あり物件の買取経験が豊富な業者に依頼
• ○  まとめ

訳あり物件とはどんな物件のこと？

お部屋の中で人が亡くなっているから
訳あり物件と捉えている方が多いようですが
訳アリ物件に関する事情はそれだけではありません。

一般的に訳あり物件とは次のような物件をいいます。

心理的瑕疵物件

心理的によくない印象がある物件を
心理的瑕疵物件といいます。

建物内で他殺や自殺、孤独死があったという背景がある物件です。

立地や間取りに問題がないのに、
売却に至らないケースも多くあります。

マンションの場合は、お部屋には何の問題もないのに、
共用部分で事件があると敬遠されることもあります。

法的瑕疵物件

法律による基準を満たしていない物件を
法的瑕疵物件といいます。

建築基準法や都市計画法、消防法など
家を建てるときに守らなければならない基準に違反している物件です。

例えば、

・建ペイ率や容積率が違反
・再建築不可

などがあります。

築年数の古い物件に
法的瑕疵がよく見られる傾向にあります。

その理由は、建築に関係する法律は
施行や改正が何度も繰り返されているからです。

施行前に建てられた場合でも
現在の法律では違反物件となってしまうのです。

物理的瑕疵物件

居住する上で重大な欠陥がある物件を
物理的瑕疵物件といいます。

物理的瑕疵としてよくある事例は
雨漏りや白アリ被害です。

環境的瑕疵物件

周辺環境に問題がある物件を環境的瑕疵物件といいます。

物件には特に問題はなくても、
周辺環境に問題がある場合もあります。

たとえば、

・目の前が墓地
・周辺に工場があり臭いがある
・隣人トラブルを

などがある物件のことです。

売却が難しい物件

心理的・法的・物理的・環境的な瑕疵がないのにもかかわらず
売りにくい物件も、訳あり物件となる場合があります。

たとえば、競売にかかった物件
共有名義で売却が難しい物件

などが挙げられます。

訳あり物件の売却時の注意事項

ほんとに売却できるのか
買主が見つかるのか

心理面や法律面などの事情があると不安があるでしょう。

ですが、訳あり物件でも売却は可能です。

ただし、通常の物件を売却する場合にはない問題が多いので
注意点も事前に確認しておく必要があります。

せっかく物件を気に入ってもらっても、
そのような事情があるなら買いたくないと言われることも多くあります。

瑕疵があるために一般的な物件と比べると売りにくいことが理由で、
黙って売却しようと考える方もいらっしゃるかと思います。

しかし、不動産売買において、
瑕疵がある物件は告知義務があります。

つまり、何らかの瑕疵を把握しているにもかかわらず
黙っている状況は、告知義務違反となります。

告知義務違反は裁判へと発展する可能性もありますので
注意しましょう。

訳あり物件の売却のポイント

次に訳あり物件の売却のポイントを
ご紹介します。

値引きで相場よりも安くする

問題があるので価格が相場と同じでは売れにくいことがほとんどです。

買い手にとって印象がよくない事情があっても
値引きしてもらえるなら買ってもいいかなと思ってもらうことも大事です。

相場よりも安くすることをおすすめします。

ですが極端に価格を下げてしまうことには
注意が必要です。

安すぎると逆に敬遠されてしまい
買い手が見つからない可能性もあるからです。

どのくらい価格を下げればいいかは、素人の方では難しいものです。

売却のプロである不動産業者と相談して売却を進めていくことがおすすめです。

買取を検討

不動産を売却する場合は、
購入者を不動産会社に探してもらう」という仲介での売却が多いです。

ただ、訳あり物件は買い手が見つかりづらいので
なかなか売却できない場合に検討したい方法の一つに
買取という方法があります。

不動産業者が訳あり物件を直接買取する方法のことをいいます。
買い手を探す必要がなくなるため、
売却期間がかなり短縮することできます。

さらに買取のメリットは
現状のままでの売却ができるということです。

リフォームや解体も不要になり
現状のまま業者が買取してくれるため、
かなりスムーズに売却することが可能です。

仲介での売却より、
価格が落ちるデメリットがありますが、
訳あり物件を長く抱える不安はなくすことができます。

訳あり物件を早急に売却したい場合には、
買取も選択肢に入れましょう。

訳あり物件の買取経験が豊富な業者に依頼

買取をしてもらうときは、さまざまな事例に対応してもらえる
経験豊富な業者に依頼することが重要です。

訳あり物件の買取事例に慣れていない業者は
積極的に対応してくれない可能性もあります。

訳あり物件は、相場よりも価値が下がる事が多いので
価格面では期待ができません。

ですが、訳あり物件の買取経験が豊富である不動産業者であれば、
思っていいたよりも高く売れる可能性もあります。

まとめ

今回はどんな物件が訳ありなのか、売却時の注意点、
買取という方法があることもご紹介しました。

訳あり物件は一般的な売却活動をしても
売れにくい点は認識しておくべきでしょう。

また、売却に時間を費やすよりも
不動産業者に買取してもらいスムーズに売却する方法も
検討することをおすすめします。

寝屋川不動産売却センターでは、
訳あり物件も積極的に買取をしております。

お客様の大切な財産である不動産の売却について
ご希望に沿った最良の方法をご提案いたします。

不動産売却を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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